2022年12月06日 15:35

創業108年の老舗農機具メーカー「タイショー」は、カンプロと業務提携を行い、従来の家庭向け太陽光発電の提案に合わせて、ガスの提案を開始する。これにより、顧客のニーズに合わせ、幅広いエネルギー提案を行うことができるようになる。
タイショーは、1914年に農業機械のメーカーとして創業。当時は第一次世界大戦を背景に農業の機械化が進んだ時代で、それから昭和の時代にかけて、タイショーは日本の農業を支える農機具の開発・生産・販売を行ってきた。平成に入ると日本では農業人口が減少し、農村の過疎化が進行。同社では農機具単一業種であることへの危機感をもち、新規事業として「環境にいいものをお客様に提供する」という観点から、太陽光発電システムを扱う「環境事業部」を、2009年に設立。太陽光発電の施工・販売を開始した。
またタイショーは、長年の実績と地域経済への貢献が評価され、「地域未来牽引企業」に選定された(2008年12月)。一方、カンプロも、地域密着という考え方で営業を行っている企業。
今回のカンプロとの連携は、まさにお互いの得意なところを活かし化学反応を起こしていく、地域の活性化に寄与できる事業であるという。今後はカシマスタジアムでの「エコライフ祭り」のようなイベントを2社合同で行うなど、協働と連携をよりアピールしていき、地域住民に役立つ事業を、より強く推進していく。