2022年12月02日 15:33

韓国の生体認証機器メーカーUNIONCOMMUNITYの「Ubio-X Face Premium」に、サイバーリンクのAI顔認証エンジン「FaceMe(R)」が採用された。

今回新しく発表されたUbio-X Face Premiumは、FaceMeを搭載することにより、従来の機器に比べ離れた距離にいる人物の認証と複数の人を認識する技術が追加され、利便性が大幅に拡大。FaceMeの技術を運用することで、通行人は足を止めることなく、完全な本人認証を行うことができ、その検出範囲は4メートルにも及ぶ。これにより、通行人はゲートや機器の前で一度止まることなく通過でき、さらには複数人の認証を一度にできるので従来に比べその利用体験は大幅に改善された。

AI顔認識SDK「FaceMe(R)」は、高速な認識速度(0.2秒以下)と高い認識精度(本人識別率 99.7%)、角度のついた顔でも認識する広い認識範囲を実現するリアルタイムAI顔認識エンジン。IoT用エッジデバイスからクラウドまで様々な環境に幅広く対応していることで、幅広いユーザーの要求に柔軟に対応する。

また、FaceMeにはマスク検出機能があり、マスク未着用を感知した際、Ubio-X Face Premiumはその人物が入室することを拒否できる。さらには赤外線(IR)カメラによるなりすまし防止により、写真や映像を利用したなりすまし行為等を防ぐことで、安心安全な環境づくりをサポートする。