2022年11月30日 15:01

全国調理師養成施設協会は、「第1回Z-1グランプリ」を企画し、12月1日~2023年1月31日の期間、全国の小・中学、高校生からオリジナル雑煮レシピを募集する。
「Z-1グランプリ」は、雑煮の食文化継承を目的とした、オリジナル雑煮レシピコンテスト。同コンテストは本格開催に先立ち、2021年12月~2022年6月に「プレ大会」を開催。一部地域の調理師学校のみでレシピを受け付けたにも関わらず、計1027作品の応募があった。第1回大会からは全国の調理師学校で受け付けるため、応募数の増加が見込まれる。前回同様、三次審査は、服部幸應さん(全国調理師養成施設協会会長)をはじめ著名な調理関係者を招き、記者に公開。また、最終審査では一般の人に実食・投票をしてもらう。
年中行事と食事の結びつきは、ユネスコ無形文化遺産となった「和食」の重要な要素となっている。なかでも、新年を祝う正月行事は古来より日本人が受け継ぎ大切にしている行事であり、その時に食べる「雑煮」は郷土色が豊かで、扱う食材や調理法に地域的特徴があり、代表的な日本の食文化の一つ。しかし、生活スタイルの変化に伴って、家族がそろって雑煮を食し、新年を祝う機会が減ってきている。調理師は、食文化継承という大切な役割を担っている。同協会は、調理師を育てる学校の団体として食育に力を入れており、これまでも雑煮の食文化を次世代に引き継ぐ活動を行ってきた。「Z-1グランプリ」は食育活動の一環として、若い世代が雑煮に親しむ機会となることを目指し、企画された。
レシピ募集期間は12月1日~2023年1月31日。