2022年11月14日 12:02

誠文堂新光社は、11月24日、「天文年鑑 2023年版」を発売する。
「天文年鑑 2023年版」は、2023年に起こる天文現象の予報と解説(全国8都市における日の出入り・月の出入りの時刻や月の出・月の入りの時刻をはじめ、毎月の星空、日食や月食などの食現象、各惑星の動き、準惑星や小惑星の動き、彗星の出現予報、流星群の予報など)や、2022年に起こった天文現象の観測結果を収録している。
2023年版の巻頭口絵では、2021年の12月4日に南極で起こった皆既日食、2021年の11月19日の部分月食の画像をはじめ、2021年の年末から年始にかけて夕空に長い尾を引いたレナード彗星やヘルクレス座τ流星群をとらえた貴重な画像も掲載。また、天文現象の予報のページでは、主な星雲・星団、太陽面現象、超新星、太陽系外惑星、人工天体、流星群に出現予報など、観測の進歩が著しい分野やアマチュア天文家が観測に興味を持っている分野のデータ及び予報ページの情報量をアップした。
2023年に起こる天文現象として注目したい現象は、4月20日の金環皆既日食。この日の日食は、皆既帯の一部で金環日食となり、そのほか日食皆既帯のほぼ全域で皆既日食となる。オーストラリア、東ティモール、インドネシアなどでは皆既日食を観測が可能。また、日本の一部、南寄りの地方で部分日食が見られ、小笠原では太陽の27%が欠ける部分日食を見ることができる。そのほか3月24日には、金星が月にかくされる金星食があり、日本では九州南部より南の地域で観測が可能だ。
定価は1320円(税込)。発売日は11月24日。