2022年11月10日 15:46

「京ROUSOKU+」は、京阪電車モデルのオリジナル和ろうそくを開発し、11月3日より販売を開始した。今回の京阪電車ろうそくは、「中村ローソクの手描きの技術を生かし、これまでにないユニークなろうそくを作ろう」と企画。伏見区内を京阪電車が走行しており、なじみが深いことから京阪電車に企画を持ち込み、1年がかりで商品化にこぎ着けた。
ろうそくは、特急色の8000系モデル(赤・金・黄)、3000系モデル(紺・銀・白)、普通車モデル(緑・黄緑・白)の3種類。ろうそくの箱も車両カラーで仕上げている。
製造工程は、普通車両モデル(緑・黄緑・白)の場合、まずろうそく上部の緑を掛け流しという技法で着色。次に、鍋に入れた白の顔料にろうそくを漬け、最後に帯の黄緑を筆で塗る流れ。全て手作業で各色の高さを合わせながら、車体カラーをむらなくろうそくに表現するのが難しい作業だったという。
「京ROUSOKU+」は、地域活性化プロデュースを手掛ける「Chanois(シャノワ)」と、和・京ろうそくの老舗・中村ローソクが共同運営する和ろうそくブランド。最大の魅力は、櫨ろうなど100%植物原料にこだわり、職人が1本ずつ木型を用いて作られた本物の和ろうそくであること。石油から採れるパラフィンを用いた和ろうそくも数多く流通する中、原料や部材調達、製造に至るまで、和ろうそくの伝統にこだわった和ろうそくは貴重。詳しくはこちら。