2022年11月08日 09:16

ツインプラネットは、世界的アーティスト・天野喜孝さんの生誕70周年を記念したアートプロジェクト「金色世界」を始動する。

「金色世界」アート作品展の舞台となるのは、臨済宗妙心寺派の大本山妙心寺。紅葉に彩られた寺院に足を踏み入れると、広がるのは金と青の調和が織り成す幻想的な空間。「平面としてのアートではなく、目の前にある光の世界に入り込み、自分があたかもその世界の一部として存在する感覚を体験してほしい」。天野喜孝さんがそう語るように、単なるイラストではなく空間全体で鑑賞者自身の感性に問いかける作品が一堂に並ぶ。

江戸時代の絵師・狩野探幽の名作である雲龍図が描かれた法堂に、天野喜孝氏の描き下ろしメインアートが並ぶ。そんな、時代を超えた美の共演も本イベントの見どころの一つ。高さ約3mの円柱型からなる「金色厨子」は、須弥山図の「飛天」を天野喜孝さんが自ら解釈した作品となる。その四方には高さ約1.5mの小型の厨子を4本展示し、中央の厨子を東西南北から囲むように配置することで、密教の教えを視覚的に伝える立体曼荼羅を表現する。

「金色世界」アート作品展、企画展名は「金色世界天野喜孝が描く無限の光~GOLDEN VIEW OF THE WORLD~」。開催期間は、大本山妙心寺11月23日~12月8日。会場は、大本山妙心寺。拝観時間は9時~12時、13時~16時。※チケット販売は15時半まで。拝観料は大人700円、小中学生400円。

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