2022年09月28日 16:11

クロスロケーションズは、独自に開発して特許出願した「人流データ分析によって、特定エリア・地点・店舗への来訪・来店を計測する技術」について、特許庁より特許査定を受けて権利登録した。

本特許技術は、位置情報ビッグデータの解析エンジンであるLocation Engine™の重要部分。同社が提供する人流分析のクラウドサービス「LAP」および「人流アナリティクス」による商圏分析など、人流変化分析の結果を踏まえた特定地点、自店舗・競合店舗への来訪の計測など、幅広い分野で利用される。

特に、分析対象地点を建物単位など「ピンポイント」で指定することが可能。そのため、位置情報データ分析で一般的な「メッシュ型データによる推計」よりも、より焦点を絞った人流データ分析が可能に。実世界での人々の行動をスマホなどから発信される匿名化した位置情報ビッグデータから解析・把握する人流データ分析で、特定地点への目的をもった来訪と一般の周辺来訪を区別して把握することが可能となる。

従来は、オンライン・マーケティングの施策が、オフラインの世界での消費者の行動変化を起こしているのかを計測して広告効果を確かめることは困難だった。しかし、今回の特許取得技術はその計測を可能とする。同社は今後も独自の技術開発を進め、位置情報ビッグデータ分析=人流データ分析の利活用による産業・社会・環境・生活の向上に貢献できるように努めていく。