
A.R.メディコム・インク・アジア・リミテッドは、生分解性、かつゴム手袋によるアレルギーリスクを低減した人と地球に優しいニトリル手袋「セーフクリーンゴーグリーン」を発売した。
世界のゴム手袋の流通量は感染意識の高まりから年々増え続け2021年では約4200億枚に達している。そしてその内の約1/3程度は埋め立て地に廃棄されている。大量生産、大量消費による世界的なゴミ問題は自然環境に大きな負荷をかけ、SDGsにも大きく関連している。さらに、ゴム手袋の使用機会が増えるにつれてゴム手袋の成分によるアレルギーを発症する人も増加し続けている。今回発売された「セーフクリーン ゴーグリーン」はゴム手袋の使用における問題点となっている、廃棄の増加と使用者のアレルギーリスクを軽減する手袋として開発された。
一般的なニトリル手袋が生分解されるのには数十年の月日を要する。「セーフクリーン ゴーグリーン」は酸素が少ない嫌気性の環境においても1〜5年で生分解される。埋立地での生分解は、微生物による自然なプロセスで行われ、土壌中の微生物が手袋を消化する。また、近年ゴム手袋の使用によるアレルギーに関しては天然ゴムラテックス蛋白によるTypeI即時型アレルギーとゴム手袋の製造過程で使われる加硫促進剤によるTypeIV遅延型アレルギーが主な要因となっている。アレルギーを発症しないためにはアレルゲンと接触しない事が重要だ。「セーフクリーン ゴーグリーン」天然ゴムラテックスフリーかつ加硫促進剤フリーのため、一般的なゴム手袋よりアレルギー発症リスクが少ないゴム手袋となっている。