2022年09月20日 09:50

天夢人は、9月16日、旅鉄BOOKS061「鉄道文字の世界 旅して見つけたレトロな書体」を刊行した。

駅構内や駅舎に掲示されている駅名標や案内板。その文字は鉄道会社や時代によってさまざまな書体が使用されており、同じ書体でも地域などにより微妙な差がある。本書では、国鉄時代によく使用された「すみ丸ゴシック体」や現在使用されている「ゴシック体」、レトロな手書きの書体などバラエティ豊かな鉄道文字を、著者が全国を巡って集めた写真とともに紹介する。掲示されている駅や書体の説明、撮影された日時を駅ごとに解説。本を眺めているだけで旅をしているような気分になり、「鉄道文字」の世界へ誘う。

第1章から7章まで、駅でみかける鉄道の文字を紹介。写真は大きく掲載しているので、駅ごとの文字の特徴が分かりやすく、他の文字と比較が容易。また、本文では著者が旅をした際の状況を臨場感たっぷりに伝え、書体の解説も多く盛り込んでいる。各章の終わりには、鉄道文字に関する謎を取り上げた。駅名を書いた看板の設置場所、製造方法によって生まれる文字の違い、鉄道会社によって異なる文字など、さまざまな謎を解き明かす。巻末には特別コラム「ひたちなか海浜鉄道の駅名標をめぐる旅」を掲載。グッドデザイン賞を受賞した同社の駅名標について、社長の吉田さん、デザイナーの小佐原さんに話を聞いた。

定価は1980円(税込)。発売日は9月16日。販売場所は全国書店、オンライン書店のAmazonなど。

天夢人