2022年09月09日 15:59

AQUARIUM×ART atoa(アトア)では9月3日より、企画展「顔魂 KAODAMA ~森の精霊達~」が開幕した。開催初日には、「顔魂 KAODAMA」の作家である石井竜也さんがアトアに来場し、展示された作品を巡りながら各作品に込める想いを動画に収録。その模様を、アトア公式YouTubeチャンネルにて公開する。
映像内には、アトアで作品展示に至った経緯や、それぞれ表情が異なる顔魂作品の制作秘話などが紹介されている。今回、展示会場となる「ELEMENTS 精霊の森」ゾーンを初めて訪れたときから、自身の作品がぴったりだと感じたと語る石井さん。200体を超える「顔魂」作品の中から、会場の雰囲気に溶け込むと流木をモチーフにした作品が多く選ばれた。
「流木が川を下ってきて海で洗われ、海岸に打ち上げられるまでに余分なものがはぎとられている。そこに魂を感じたりする」と石井さんは語る。その時々の石井さんの内面を鋭く映し出す、魂の塊ともいえる「顔魂」。その製作秘話を聞くと、益々作品に魅了される。
一方で、動画収録後に石井さんは「作品は完成した時点で自分の手を離れていると思っている。作品の感じ方は、その人それぞれの感じ方で見て欲しい」とも。来場して作品を間近に見て顔魂の魅力を感じつつ、御伽噺の森に迷い込んだようなELEMENTSと「顔魂 KAODAMA」が見事に融合している不思議な世界を楽しんで欲しいとしている。動画はYouTubeで公開するほか、アトア館内でも上映を予定。