
INDUSTRIAL-Xは、「ノーコード推進協会」(No Code Promotion Association、NCPA)を発起メンバーの一員として設立・参画する。
同社は、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に必要なあらゆるリソースを最適かつワンストップで提供することによって、企業および自治体の次世代型事業への構造変革をスピーディに支援するResource as a Serviceビジネスを行っている。
日本はデジタルの活用が遅れているが、長年人材不足が叫ばれており、旧来型の企業システム開発やエンジニア育成ではこの遅れを取り戻すことは極めて困難だ。NCPAは、「ノーコード」がこの状況を抜本的に解決できると考えている。テキストによるソースコードの記述をせずにアプリケーションやWebサービスなどの開発が可能な「ノーコード」は、プログラミング言語やITスキルのない人でも比較的安価でスピーディーに開発が可能なことから近年注目が高まっている。
そこでNCPAは、ノーコードで日本のソフトウェア文化を変革するという念いを持った企業でNCPAを発足することを決定。相互に情報発信や共有を行うことでノーコードの普及啓発やノーコードに精通したデジタル人材の育成を推進することを目的とする。NCPAはノーコードに関する情報共有や普及啓発に向けたセミナーを定期的に開催。用語標準化や広報に関するワーキンググループを立ち上げることで、会員企業のコミュニケーションの場を提供し、デジタル人材の育成やノーコード思考の普及・定着にも繋げる。年内に加盟企業数30社を目指す方針だ。