2022年08月29日 20:05

インプレスは、規制緩和の歴史や航空産業の構造・特徴がよく分かる「エアライン・マネジメント -戦略と実践-」を、9月21日に発売する。本書が対象としているのは、航空業界に興味がある人や、航空業界を目指す人。航空事業における現状や課題などの理解を深めるための「研究書」として、日本航空(JAL)がこれまで取り組んできた戦略や実践例を数多く紹介している。
特に現場のリアリティーが伝わることに何よりもこだわり、JALの破たんと再生についてケーススタディーとして取り上げた。大学における課題解決型カリキュラムにも使える、「考えさせる教科書」となるよう工夫されており、航空業界を志望する人や航空業界について学びたい人も、長く手元に置いて活用できる1冊になっている。
また本書では、過去の事故を風化させないための取り組みとして、社員一人一人から経営まで一体となって安全を大前提とする組織文化を作り出すことについて詳しく解説。リスクマネジメントの重要性と目的、企業風土改革に必要なことがよく分かる。
さらに、海面水位の上昇や自然災害の激甚化の一因となる地球温暖化について、CO2排出量の削減のほか地球環境の保全や持続可能な社会を実現するための具体的な取り組みを紹介。「課題」や「トピックス」により、自分たちの未来を考え、小さなことでも「持続可能な社会」のために何ができるかを考え、自ら踏み出すきっかけに気付くことができる。定価2640円(税込)。