2022年08月26日 15:53

Synspectiveは、斜面崩壊などの土砂災害発生前の予兆変動を検知する地盤変動解析装置と地盤変動解析方法である斜面不安定性検知機能を開発し、特許出願した。
昨今、大雨や洪水、地震や地盤の劣化から起こる地滑りや地盤沈下など、自然災害の影響が世界規模で人々の安全を脅かす大きな社会問題となっている。同社では、地盤の変動状況を監視するだけでなく、地盤災害の前兆を発見して警告を行うことが重要と考える。そこで今回新たに、地すべりや斜面崩壊という地盤災害の前兆を発見して警告するための解析装置および解析方法を開発した。
本技術によって、どの時点のどの場所で、地盤災害の前兆たり得る変動が起きているかといった、地盤変動の状況を捉えることができる。これにより、捉えた地盤変動の状況に基づいて、災害リスクの早期警告などを活用することが可能に。例えば、実際に地盤災害が発生する前に、その前兆となる現象が起きていることを報知することができる。また、時系列顕著性データのうち一部期間の顕著性指標値を対象として前兆地点を検出することで、地盤変動の状況を捉え、警告を行うことが可能。
Synspectiveは、衛星を開発・運用するだけでなく、このように新たなソリューションサービスや解析技術開発も主力事業のひとつ。世界各地で自然災害が頻発し、甚大な被害が発生する昨今、衛星データを活用した新たな技術が人々の安全と持続可能な社会の実現に向けて前進できればと考える。詳しくはこちら。