2022年08月25日 09:30

西日本鉄道は、西鉄天神大牟田線連続立体交差事業の一環として整備された春日原駅の新ホームに、YE DIGITALが提供する、モビリティサイネージクラウド「MMvision」を導入し、8月28日より運用を開始する。
西鉄グループのバス事業でも導入が進んでいるスマートバス停のノウハウを活用した「MMvision」は、デジタル時刻表の表示、ニュースや広告との一体運用、遠隔配信の機能を生かした年末年始などの変則的なダイヤの対応および緊急時の運行情報の配信が可能となる。
西鉄電車での「MMvision」導入は今回が初めてとなり、春日原駅の上下線ホーム(各ホーム2基、計4基)に設置。利用者の見やすさに配慮した時刻表および豊富な情報発信で、駅サービスの向上を目指す。
ユニバーサルデザインにも着目、時刻表の拡大表示を採用する。当該曜日の時刻表を大きく表示、さらに現在時刻帯も拡大表示することで、目の悪い人や高齢者にも、より分かりやすい表示を実現した。また、共同通信社のニュース/天気予報と広告を一体運用。最新情報を発信し、利用者の電車待ち環境を向上。広告運用を実施することで、広告収入による維持管理費の軽減する。
西鉄は、今後も駅サービスの向上および駅業務の効率化に取り組んでいく。YEデジタルは、より活気あふれる「まちづくり」に向けモビリティサイネージクラウド「MMvision」の導入事例を積み重ね、交通事業者、地方自治体とともに、利用者の利便性の向上と公共交通の発展に貢献していく。