2022年08月23日 16:06

パルシステム連合会は9月2日18時30分から、千代田区大手町で開催される大丸有SDGs映画祭2022「たねと私の旅」上映トークライブに登壇。「食べ物の背景」を伝える母のメッセージを受け継ぎ、市場に流通する食品を「選ぶ」指標となる表示の課題を、来場者ともに考える。

ドキュメンタリー映画「たねと私の旅」は、カナダ・モントリオール生まれのオーブ・ジルー監督の視点で描かれている。自家採種の家庭菜園で食材を育てる母親の影響から食べものに関心を持ち、EUにある遺伝子組み換えの表示義務がカナダやアメリカにないことに疑問を抱き撮影を始めた。10年の歳月をかけて2017年に完成した本作では、企業が開発する遺伝子組換えのたねが世界各国に広がり、特許により農家がたねを採る自由を失う背景にある問題を提起する。

映画上映後のゲストトークには、アーバンファーマーズクラブ代表理事の小倉崇さんが登壇。農業との距離が遠くなりがちな都市部市民に、都市農園活動への参加を呼びかけ、食を「育てる」背景を伝えている。

一方、パルシステムは食の背景を伝え、一人ひとりが「選ぶ」ことで持続可能な生産と消費が実現すると呼びかけてきた。映画にも描かれる「食べ物の背景」を両者の視点で改めて捉え、来場者とともに遺伝子組換えやゲノム編集などの食を巡る課題を考える。詳しくはこちら