2022年08月22日 16:17

北海道大学は、8月5日~6日に、「北海道大学水産学部附属練習船うしお丸III 建造工程のヒ・ミ・ツ大公開展」を開催した。本イベントは、北大練習船として新たに建造された「うしお丸3世」の最新設備や建造過程に関する、ポスターや動画放映による展示会。海を介して人と人とがつながる日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として開催された。
イベントは、北大練習船として新たに建造された「うしお丸3世」の命名・進水式の様子(約3分)と、建造工程について(約13分)収録された2本の動画放映。さらに、うしお丸の歴史等を学べるポスター展示の2本立てで実施された。普段なかなか見ることのできない船の建造過程や、命名・進水式の様子について、中高生にも分かりやすいよう、動画を用いて視覚的に訴えた。
また、動画で触れられなかった船の建造に関わる、造船所や設計図等の詳細については、写真を多く使ったポスター17点を会場内に展示。あわせて、うしお丸の歴史や実習・調査の様子に関するポスター3点も展示し、来場者たちは興味深そうにじっくりと見ていた。場内の大型スクリーンに映し出された、三代目うしお丸の命名・進水式に関する動画では、北大水産科学研究院の教授から、それぞれ新たな練習船に対する想いが語られた。
来場者からは、「普段の生活では触れることのない船の建造工程について、よく分かった」「三代目にあたる最新鋭のうしお丸3世は、初代・二代目の歴史を背景に繋がっているところが興味深かった」との感想が聞かれた。