2022年08月19日 15:39

天夢人は8月22日に、「旅と鉄道」2022年増刊10月号「鉄道150年物語」を刊行する。1872年10月14日、日本の鉄道が新橋~横浜間にはじめて開業してから、いよいよ150周年を迎えようとしている。本誌はこの150年の鉄道史をまとめた増刊号。

日本の鉄道が歩んできた150年を、1872~1945年、1945~1987年、1987~2022年の三世代に分けて、主な出来事をまとめた年表を掲載。また、日本ではじめて鉄道が走った新橋~横浜間に、往時の鉄道を探る旅を取材。当時の新橋駅跡に建つ旧新橋停車場から、横浜の桜木町駅界隈へと、鉄道写真家の南正時さんが訪ね歩く。

埼玉県・さいたま市の「鉄道博物館」では、150年前に開業した新橋~横浜間で活躍した、1号機関車を保存展示している。本誌では「鉄道博物館」に保存展示されている、今へと続く名車両の数々を紹介。加えて「青春18きっぷ」や周遊券、「ディスカバー・ジャパン」や「一枚のきっぷから」などの国鉄のキャンペーンなど、旅人たちに愛され、多くの人々を旅に駆り立ててきた鉄道シーンを振り返る。駅スタンプや駅弁の歴史も含め、150年の歴史の中で輝きを放った出来事にも着目。

加えて「旅と鉄道」の執筆陣や、鉄道カメラマン、天夢人発刊の鉄道単行本の著者16人が、それぞれの鉄道の記憶を辿ってもらうエッセーを寄稿。ひとりひとりの個性にあふれ、ニッチな鉄道シーンも綴られた、読み応えのあるエッセー集となっている。記憶に残る、懐かしい鉄道シーンの数々をダイジェストで振り返ることができる、完全保存版の一冊。定価1760円(税込)。