2022年08月03日 15:48

小・中・高等学校向けの教科書を発行する光村図書出版は、保護者向けコンテンツ「夏休み 読書感想文お悩み相談室」を、8月1日にウェブサイトにて公開した。
昨年の夏、好評を博した「夏休み 読書感想文お悩み相談室」。今年は、「国語」教科書の編集委員もつとめる森山卓郎先生(早稲田大学教授)に、子どもが読書感想文を書くときに、保護者ができるアドバイスのひけつをたずねた。「1.書き方のパターンを知ろう」、「2.呼び水の言葉を使って考えを深めよう」、「3.まとめの術」の3つの構成で、感想文の書き方のひけつを具体的に紹介する。
ひけつのひとつ「書き方のパターンを知ろう」については、「こんなこと書きたいな」ということを簡単にメモ。感想文の道筋を考えながら、まずは書き始めを考えてみると良いという。また「呼び水の言葉を使って考えを深める」ことについては、子どもの「すごい」などの感想に「どういうところがすごいと思ったの」と返し、具体的な描写を確認。そして、子どもの言った「すごい」の中身を一緒に分析。そのとき、「呼び水の言葉」を使うと子どもの思いや考えを掘り下げやすくなる。「感想文の最後のまとめ方」については、参考にできる「しっくりくる終わり方」を紹介。
その他、読書感想文にまつわるよくある悩みに、学校図書館スーパーバイザーの藤田利江先生が答える「読書感想文お悩みQ&A」や、小学校「国語」教科書から、読書感想文に「使える」ページを紹介。資料もダウンロードすることができる。