2022年07月26日 09:07

象印マホービンは、スマート農業によるお米作りを応援する「ライスマイルNEXTプロジェクト」を開始する。
近年、お米作りにおいては、農作業者の高齢化や後継者不足などにより農家が減少する一方で、米価低迷により小規模では経営が立ち行かないといった理由から、一農家でより多くの田んぼを管理しなければならない、などのさまざまな課題を抱えている。それらの問題を解決する手段として、AI・IoT・Roboticsを活用するスタイルの「スマート農業」が広がりつつある。これにより農業の省力化・省コスト化が期待される一方で、スマート農業に対して「大量生産で無機質なイメージ」や「おいしそうに感じない」などのマイナスイメージを持つ人もいる。
国内におけるお米の消費量も年々減少する中、「スマート農業」は、おいしいごはんの提供を使命とする同社にとって「おいしいごはんを未来に遺す」ための一つの有望な解決手段であり、現場を理解しながら応援していくことが必要ではないかと考え、今回のプロジェクトの発足に至った。「ライスマイルNEXTプロジェクト」では、単にお米を販売するのではなく、「スマート農業」の現場の様子を伝える動画の提供や、「スマート農業」でとれたお米の試食会イベント実施などを通じて、お米やごはん食の未来を同社と一緒に考えてもらうきっかけを顧客に提供したいと考えている。また、「スマート農業」でとれたお米を同社直販ECサイト「象印ダイレクト」で販売するが、代金はすべて、開発・生産者であるスマート農業ベンダーおよびお米農家に渡すことで、スマート農業の発展に貢献する。