2022年07月22日 19:00

小学館集英社プロダクションは、知育絵本「どうぶつのわかっていること・わかっていないこと」を7月22日に発売した。

「探究学習」とは、子どもたちが自ら未来を切り開いていく力をはぐくむことを目的とした「主体的・対話的で深い学び」を実現するための学習方法のこと。算数のように答えがあらかじめ決まっている認知能力ではなく、「仮説を立てるスキル」「周囲とコミュニケーションを図るスキル」「目標を立てるスキル」「新しい発想で道を切り開くスキル」といった数値化して測ることの難しい非認知能力、すなわち「答えのない問いに向き合う力」を鍛える学習方法として、いま注目を集めている。

本書は、京都大学野生動物研究センター(WRC)の監修で制作した、「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむための動物の「わかっていないこと」についての絵本。インターネットで検索すれば、なんでも簡単に答えが見つかる現代。でも、世の中には「わかっている」ようで、「わかっていない」ことがまだまだたくさんある。そして「わからない」を「わかった!」にする第一歩は、「もしかして〇〇だから?」と自由な発想で仮説を立て、検証することから始まる。本書に掲載されているのは、世界でまだ誰も解明していない、びっくりするような動物たちのナゾの数々。本書は、そんな動物たちのナゾを楽しみながら、「わからない」ことを探究するための「仮説」を立て「検証」するという動物研究者たちの思考プロセスを、子どもたちが自然と身につけることができる新感覚の絵本だ。

定価は1540円(税込)。発売日は7月22日頃。

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