2022年07月22日 16:22

イカロス出版より7月22日、「日本の消防車2023」が発売された。

消防車には、消火の機能にとどまらず、救助、救急、高所活動など用途に応じた様々なタイプの車両がある。しかもそのほとんどは、消防本部ごとにワンオフで製作されたオリジナル車両。また近年激甚化する大規模災害に対処するため、消防ツールも年々進化を遂げている。これらの全国各地に導入されている最新型の消防車両を紹介しているのが、国内唯一の消防車ビジュアル年鑑「日本の消防車2023」。

今年で18年目を迎える本書は、消火・救助・救急車両を始め、様々なタイプの消防車両を、車両コンセプトから利便性を高めた細部の作り込みまで詳細に解説している。消防車が好きな子供から、消防関係者までが楽しめる一冊。加えて、消防車を更新する消防本部にとっては、仕様書作成の参考書として欠かせない装備担当者必携の書となっている。

今年の注目ポイントは、車体の軽量化設計、高耐久化、キャブの居住性の進化、そして資機材の大容量バッテリー型・小型軽量タイプの数々。緊急走行時の事故防止と夜間の現場活動の安全性に効果的な、再帰反射材の消防車への採用例も増加。また特別企画として、「メルセデス・ベンツ消防車の歴史」や、街で見かける「働くクルマ」の特装メーカー探訪レポートも特集した。定価2750円(税込)。