2022年07月21日 16:14

ネツミルは横浜市消防局と連携し、6月10日~7月10日までの1カ月間、横浜市民防災センターでAI顔認識検温ソリューション「ネツミル(R)」の実証実験を行った。
実証実験では、横浜市民防災センターの入口に車いす利用者や小さな子どもにも対応したモデルの「ネツミル(R) Academic / Public」が設置され、来館者の検温を行った。また、発熱者を検知した際に情報が通知される専用タブレットも施設受付に設置。受付業務との兼任運用を行うことで、職員の業務効率化を図った。1カ月の運用期間を通して、多くの来館者の検温を行い、兼任運用が可能なソリューションとして、非接触型かつ完全ウォークスルー型の検温が実現された。
実証実験以前、横浜市防災センターでは、ハンドガンタイプの検温器を使用して、防災センターの職員が来館者一人ひとりの検温を行っていた。このたびのネツミル(R)の設置により、職員および来館者の接触機会が減り、感染リスクが低減すると共に、職員の検温に割く業務時間を削減するという効果が確認できた。
また、横浜市民防災センターは市民の学びの場となっているため、小さい子どもや車いす利用者も多数来館する。実証実験では、2台搭載されたAIサーマルカメラのうち1台で漏れなく検温を行うことができた。運用についても、電源ボタンを押すだけで検温可能な状態になるため、機械の操作に慣れていない職員でもスムーズな運用を行えたと評価された。