2022年07月21日 12:56

世界最長の登り窯を有する津軽烏城焼(つがるうじょうやき)が、完成後初となる火入れに向け、MotionGalleryにて、7月21日よりクラウドファンディングを開始した。

本プロジェクトでは、青森県黒石市の里山で窯業を営む津軽烏城焼の、世界最長の登り窯(103m 52部屋)に作品を詰め、完成後初となる本格的な窯の使用(初火入れ)を行う。全52部屋全てを使用する場合は、約3カ月にわたり火を絶やすことなく焚き続けることになる。プロジェクトメンバーは、津軽烏城焼の主宰である陶工・今井理桂さんと、理桂さんの息子であり、2代目陶工の今井保典さんを中心とした窯焚きチーム。また(一社)TOMOSを中心とした企画運営チームで実施する。

プロジェクトの目的は「器を1000年先まで残すこと」と、「薪窯文化を未来へつなぐこと」。自然釉の魅力的な器を完成させながらも、担い手が少なくなっている薪窯文化の火を守っていくことを目指している。目標金額の達成未達成に関わらず、これまでの支援とあわせて42部屋を確実に焚き上げるとともに、リターンも支援者の元へ届けられる。

現在32部屋まで焚く準備は整ったが、その先の+10部屋(42部屋)までを焚き上げることを目標に、まずは1000万円を募る。目標金額を上回る支援があった場合、支援金が100万円増えるごとに焚き上げが1部屋増し、窯焚きが続く。最終目標(ストレッチゴール)2000万円を達成した際には、52部屋全てを使い焚き上げることができる。プロジェクト詳細はこちら