2022年07月15日 19:46

亀岡電子は、安価なセルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER3)を2021年3月から販売開始している。本製品は、任意の場所に設置したセンサが浸水を検知すると、LINEでお知らせするとともに、地図上で浸水地点を見える化。一般的な危機管理型水位計の約10分の1以下という低価格に加え、内水氾濫による浸水検知に特化し、LINE通知を行うセンサは他に無く、国内オンリーワン商品となっている。
石川県小松市は7月から、「道路冠水の可能性があるアンダーパス」「排水ポンプ施設」「住宅地内の重点監視水路」など3カ所にセルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER3)を設置。水害発生時に、職員の初動対応を迅速に行うための試験運用を開始した。
小松市では、浸水を警戒する各地点に防災カメラを設置しているが、大雨時に複数のカメラを監視し続けることは運用上難しいという課題があった。今回、既に防災カメラが設置されている浸水警戒地点のうち3カ所に、セルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER3)を設置。設置したセンサから発信する浸水を知らせるLINE通知と同時に、防災カメラ映像も確認できるようになり、有事の初動対応がより迅速に行えることが期待されている。今期については、試験運用として市役所職員にのみ通知する方法で運用される。詳しくはこちら。