2022年07月13日 15:32

相続・贈与プラットフォームを展開する「FP-MYS」は、新サービスとしてデジタル遺産処理&サブスク解除サービス「デジサブ君(仮)」の開発に着手することを明らかにした。

デジサブ君はSNSやサブスク契約に登録していることを「特定の人に『だけ』伝えるサービス」。SNS登録の状況を管理のうえ、特定の人にだけシークレットキーを共有しておく。万が一亡くなったとき、特定の人はデジサブ君にログインのうえ、SNSやサブスク契約を確認し、解除の手続きを取ることができる。

2020年代SNS時代において、突然亡くなったら生前フル活用していたSNSはどうなるのか、危惧している人は多い。SNSのほかにも契約中のサブスクリプション契約など、いわゆる「デジタル遺産」とされるものを生前にまとめておき、特定の人に委託しておく。この特定の人は家族の場合もあれば、友人の場合もある。いわば家族に内緒のSNSアカウントを、死後、友人に解約して貰うサービス。もちろん、家族にアカウント解約を依頼することも可能。将来的にはレタプラの音声レコーディング機能をつけたり、同社で解約代行するようなサービスに発展させていく。

同社はこれまで、相続資産の共有から家族のトラブルを解決することを理念として活動してきたが、サブスク君は180℃逆。急に亡くなったとき、誰にも共有したくない生前の情報をしっかりと消去する。そのような習慣を作ることを目指す。