2022年07月06日 19:44

花王とカインズは、7月6日より、製品の梱包材として繰り返し使用可能な折りたたみコンテナを、東京都内のカインズ1店舗にテスト導入する。また、両社協働で、折りたたみコンテナの活用による環境負荷低減と作業効率向上に向けた効果検証を実施。そこで得られた知見を活かし導入店舗拡大を図るとともに、業界全体の取り組みへと発展させることをめざす。
企業における環境に配慮した取り組みが活発化するなか、花王グループではこれまでの企業活動の中で培ってきた「よきモノづくり」の思想を「ESG視点でのよきモノづくり」へと高め、環境や社会に配慮した取り組みを強化している。カインズにおいても、2021年10月に「くみまち構想」を策定し、2050年までにカインズのサプライチェーン全体のカーボンゼロを達成するとともに、カインズのある「まち」のカーボンゼロ達成にも貢献していくことをめざしている。
花王とカインズは協働し、繰り返し使用可能な折りたたみコンテナをテスト導入、それを回収・再利用する取り組みを開始する。また、両社で「納品」「陳列」「販売」などさまざまな場面における折りたたみコンテナの効果検証を実施し、折りたたみコンテナを活用することの利点と課題を抽出。今後は、検証結果をもとに、まずは導入店舗の拡大を図るとともに、将来的には業界全体での循環型折りたたみコンテナの標準化をめざしていく。
検証期間は、7月6日~12月31日。実施店舗は、カインズ南砂町SUNAMO店(実施店舗は、以降拡大予定)。使用する折りたたみコンテナの数量は約1万梱/月。