2022年07月05日 15:55

巴川製紙所は、環境関連を中心としたSDGsに貢献する「グリーンチップ」ブランド製品の開発、拡充を進めている。このたび、同社の「グリーンチップ(R) CMF(R)」を使用した古田化成の「Nogakel(ノガケル)」スプーンとフォークが、東急ハンズ(一部店舗)で販売開始された。
「グリーンチップ(R) CMF(R)」は、ポリプロピレン樹脂にセルロースファイバーを配合した、環境に配慮した材料。セルロースファイバーを高配合しているため、石油由来樹脂の使用量を大きく削減することができる。古田化成は、プラスチック削減に貢献できるとして、セルロースファイバーを50%以上配合した「グリーンチップ(R) CMF(R)」を採用し、「Nogakel」を開発した。
本商品は、食洗機でも洗え、繰り返し使うことができるスプーンとフォークのセット。ギフトショーや百貨店などのイベントに出展してきたが、この度、東急ハンズ(一部店舗)で販売開始する。
近年、SDGsをはじめとする社会課題への取り組みが加速し、消費者の環境問題への意識も高まっている。巴川製紙所では、「グリーンチップ(R) CMF(R)」を使用したタンブラーやお箸、お皿、雑貨などの開発も進めている。また、より多くの用途で検討されるよう、ポリスチレンやポリエチレン、ゴム、エラストマー、生分解性樹脂などとセルロースファイバーの複合化開発も行なっている。