2022年07月01日 16:31

日立製作所は、福島県玉川村、NTTデータ、三菱HCキャピタルの3者とともに、指静脈認証技術を活用した「手ぶらキャッシュレス実証事業」を、7月24日から玉川村で開始する。本実証は、玉川村のデジタル化推進に向けた連携協定に基づくもの。
利用者は、指静脈情報を事前登録することで、村内の協力店舗にて専用端末に手をかざすだけで玉川村の地域商品券の利用が可能。利用者や協力店舗へアンケート等を実施し、そこで得られたデータの解析等により、本実証導入による住民の利便性向上や玉川村の地域経済活性化促進の効果を検証する。実用化に向けた取り組みを加速させ、玉川村での成果をモデルとして、将来的には全国の自治体のデジタル化推進への活用をめざす。
本実証において玉川村は、事業主体として利用者および利用拠点に本実証を提供。関わる利用者および協力店舗へのアンケート等の実施および結果の纏めと連携3社への提供を行う。NTTデータは、本実証の全体推進および進捗管理。日立は、「生体認証統合基盤サービス」を活用した本実証システムを、玉川村へ提供。三菱HCキャピタルは、本実証の玉川村に対する連携窓口となる。
今後、日立は、本実証の結果を踏まえ、玉川村における実用化に向けた取り組みを進める。また玉川村での成果をモデルとして、デジタル化推進先行地域を目指す地方自治体へのソリューションの提供をめざす。