2022年06月29日 09:53

十月の森は、7月1日より、新たな取り組みとして将来に不安を抱える高校生・若者へ向けてクリエイター養成スクールを無料にて開講する。リアルな現場を想定してイラストやデザイン、映像などを学び、就労へと繋げる。
十月の森は、発達障害などの子どもたちを対象にした放課後等デイサービスを行うNPO法人。
イラストが好きだけど発達障害があり企業で働けるか不安。クリエイティブな仕事に興味があるけれど、不登校で就職できるか悩んでいる。デザインが好きで広告業界に入ったけど、パワハラで会社を辞めて以来、怖くて働けない。好きなものがあるのに不安で一歩を踏み出せない。そんな若者たちに必要なのは、自信をつけることだと考えている。そのために間違ってもいい、失敗したっていい。止まり木のような優しい場所でリアルな現場を体感し、若者たちが自信を持って羽ばたいていけるように、十月の森はクリエイター養成スクール「CTN」を作った。
学ぶことが最終目標ではなく、1年後に広告会社・デザイン事務所・印刷会社等のクリエイティブな業界で即戦力として採用されることを目指している。そのために大切なのはリアルな現場。広告会社等が実際に受注した案件を課題として、プロに教えてもらいながら学んで就職先の期待に応えられる実践力を養う。スキルを磨いた若者たちは、企業の業務委託 先候補となるだけでなく、自社の仕事を理解した新入社員として、企業とつながりを持つことが可能に。若者と企業、相互的にメリットのある養成スクールとなる。