2022年06月20日 15:30

厚生労働省は、労働災害の防止の取組を進めるための「従業員の幸せのためのSAFEコンソーシアム」を、6月20日に設立した。

働き方改革関連法の施行から約3年が経過し、働きやすい職場をつくることについての理解は進んできているものの、職場の安全衛生の状況を見ると、人生100年時代を迎えた高齢化の進展、産業構造の変化、働き方の多様化などを背景として、転倒・腰痛等の労働災害の増加が続いており、これに歯止めをかけることが喫緊の課題となっている。企業においては人的資本への投資が重要であるという認識が広まってきている一方で、日常生活でも起こりうる転倒・腰痛等については、その防止に取り組むメリット・デメリットがわかりづらいことで、企業や労働者の行動変容につながっていない状況もある。

同コンソーシアムは、このような現状を打破するため、幅広い関係者(企業、団体等)の参画を募り、「Safer Action For Employees(SAFE)」を旗印に、新たな切り口による取組を進めていこうとするもの。労働災害防止に向けた機運の醸成や、企業・労働者のみならず、顧客やサービス利用者等のステークホルダーの行動変容のために協力してくれる全ての企業・団体等の人々に、コンソーシアムへの参画を呼びかけていく。なお、コンソーシアムの活動を盛り上げてもらうため、タレントの土田晃之さんに「アンバサダー」を、タイムマシーン3号さんに「サポーター」をお願いしている。

コンソーシアムウェブサイト