2022年06月14日 19:45

この度、医療法人社団TLC医療会ブレインケアクリニックは、心療内科・精神科業界初の新しい診療内容として、「eスポーツ外来」をスタートした。「eスポーツ外来」では、eスポーツを始めとする、コンピューターゲームに取組むことで発生するさまざまな心身の不調を改善。eスポーツを職業や競技として取り組んでいる人の、健康維持やパフォーマンスアップを目指した診療相談となっている。

近年、コンピューターゲーム(ビデオゲーム)をスポーツ競技として捉え、NET上での対戦や競技イベントなどが多く開催され、実際の競技者も増加。高齢者の認知症予防にも、eスポーツの有効性がうたわれるようになってきた。また、メタバースなど、コンピューターを使った新しいサービスも動き出している。

しかし、こういったバーチャルゲーム等のスポーツ化への有効性だけがピックアップされ、あまりの集中度による弊害やデメリットについて考えることがおろそかになっているケースも。eスポーツやメタバースの利用にはPCやスマホが欠かせないが、こういった機器が心身に与える影響は非常に大きなものがある。デジタル技術がいかに発展しても、現実世界の肉体や精神が健康でなければ、それを利用し楽しむことはできない。

今後、ブレインケアクリニックの得意とする栄養や、生活習慣が脳や身体へ与える影響とその対策についての相談を受け付ける。また精神科・心療内科としてその他のゲーム依存症などにも、病的な行動改善などについても説明・提案を行う。