2022年06月08日 12:52

dotは、小学館と資本業務提携を締結した。

dotは、「観光のついで」ではなく、「ホテルに滞在すること」自体が目的となるホテルづくりを目指した運営を行なっている。一般的なホテルの予約サイトは、「人」による「おもてなし」等に関する採点項目が固定されていることが多く、その値のみでホテルの良し悪しが決まってしまうことがある。同社は「人」ではなく、「人」が作った「コンテンツ」で接客をすることを重視していくシステムを構築した。この場合、「コンテンツ」にファンをつけることで、ホテル予約プラットホームのエコシステムを脱することが可能だ。同社は、従来のホテルスタッフというよりも、コンテンツメーカーとして一部のファンへの圧倒的な魅力を築いたホテルをつくり上げていきたいと考えている。

今回、小学館が同社の想いに賛同し、本の街・神保町を盛り上げていくためのホテルを運営することになった。2021年12月1日から、「BOOK HOTEL 神保町」の運営に関して、協業を開始。業務提携の資金は、「BOOKHOTEL 神保町」の改装、そして新コンセプトホテルの運営等に充てる予定だ。「BOOK HOTEL 神保町」はオープンから4カ月で既にリピート率が28%を超えており、コンテンツを拡充していく可能性を感じている。このようなコンテンツの量産、さらには、内容自体を輸出していくことも視野に入れ、コンテンツ型ホテルの経済圏を広げていく。

「BOOK HOTEL 神保町」住所は、東京都千代田区神田神保町2-5-13。

BOOK HOTEL神保町