2022年05月19日 10:01

カタリバとETIC.は、協働して立ち上げた、10代のための場づくりに携わりたい団体を応援するインキュベーションプログラム「ユースセンター起業塾」において、全国12道県14団体の採択が決定した。

カタリバは創立以来20年間、日本のさまざまな地域で10代の子どもたち向けに、学校でも家庭でもない第三の「居場所」と「ナナメの関係」(一歩先を行く先輩との関係)を届ける活動をしてきた。一方で、そういった居場所や関係性は、日本全国に存在しているわけではない。特に地方部では、学校・家庭以外の居場所へ物理的にアクセスしづらい環境もあることから、何かをやりたいと思ったときや、何かにつまずいた時に、ふと相談できる場や大人との出会いが少なく、子どもたちの選択肢や可能性が広がりづらい。

「地方で育ったからこその良さや視点を、もっと伸ばして羽ばたいていけるようにできないだろうか」。そんな想いから、子ども支援に20年取り組んできたカタリバと、社会起業家の支援に20年以上取り組んできたETIC.が連携し、JANPIAによる休眠預金等に係る資金提供のもと、日本全国で10代の子どもたちの居場所づくりや学習支援をしている/したい人々を対象に、事業の立ち上げを支援するインキュベーションプロジェクト「ユースセンター起業塾」を立ち上げた。告知開始から応募締切の1月中旬まで、全国から多数の応募があったが、今回、全国12道県14団体への支援が決定。「ユースセンター起業塾」では、14団体の特性にあわせ、「子どもたちの居場所づくり」のための活動を、資金面及び事業面から支援している。

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