2022年05月17日 19:00

グッドライフパートナーズは、5月17日より、家族信託の設計から契約後のサポートまでワンストップで行う総合信託サービス「信託先生」を提供開始する。
認知症を患った家族の問題としてはどういったことがあるだろうか。例えば、銀行窓口で出金したい、介護施設費用の確保のために不動産を売却したい、賃貸アパートの大きな修繕が必要などといった場合に、これらができなくなる可能性が挙げられる。そこで注目されているのが、「家族信託」の仕組み。ところが、「家族信託」は、ノウハウを持つ専門家がまだ多くはない。また、対応専門家の報酬が非常に高額であるのが一般的で、難しい制度にも関わらず、「家族信託」の利用を開始したあとの支援がされておらず、専門家の間でも、この仕組みを提供する側の在り方に疑問符が出ている。
そこで同社は、こうした家族信託の問題点を解消した「信託先生」を企画、提供を開始した。主に、将来の介護費用の捻出に不安がある世帯を対象に、家族信託の設計と信託監督人として契約後のサポートを行うサービスだ。家族信託には司法書士や税理士といった専門性の高い知識やノウハウが求められるため、特に、潤沢な資産のない一般家庭世帯には費用面での負担が大きいサービスとなっていたが、家族信託に特化した仕組み化と効率化を図ることで、設計から事後支援まで一貫して低価格化を実現した。「信託先生」により、より広く「家族信託」が利用されるようになれば、空き家を含む凍結状態資産の拡大を予防する一助となると考えている。