2022年05月11日 19:44

Medecoは、3月、慢性期めまい患者と専門医をつなぐ疾患モニタリングサービス「メマモリ」をリリースした。提携する医療機関の紹介にて、専用QRコードからアクセスすることでユーザー登録が可能となる。

メマモリは、30年以上めまい治療に携わる目白大学耳科学研究所クリニック院長の伏木宏彰医師の監修のもと開発。メマモリでは、患者さんが日々、症状を記録することで、自分自身の状態を可視化。実証実験のアンケートでは、記録し時系列で症状の推移が可視化されることで、「自分自身の理解が深まった」「疾患について理解が深まった」「先生と状態を共有できて安心した」など様々な観点で安心に繋がったといった回答も多数集まった。

様々な疾患が背景にある「めまい」は、通院時に症状が和らいでいて医師が診断しづらいことや、患者さんが自分で症状を上手く説明しづらいと感じることも。また、症状がひどい時に物理的な移動を伴う通院自体が危険など、様々な問題を抱えていた。メマモリでは、自身の症状を記録するだけでなく、つらい時や困った時に専門医に気軽に質問ができるチャット機能を搭載している。

本サービスは、めまい治療に対応する医療機関へ提供し、その医療機関を介して通院する患者に利用してもらう。今後、サービスの機能追加なども予定しており、より多くの医療機関の医師や看護師からフィードバックをもらい改善へ繋げていくため、当面は無償提供する予定となっている。