2022年05月09日 15:57

森ノ宮医療学園森ノ宮医療大学は、連携協定を締結している西日本旅客鉄道近畿統括本部大阪支社と共同で、JR利用客に向け、体調不良者、急病人に遭遇した際のケーススタディ啓発動画を作成した。
森ノ宮医療大学は、多岐にわたる医療系専門職養成学科を擁する関西最大級の医療系総合大学。各学部・各学科・専攻科・大学院はそれぞれ高度な医学教育・研究を展開しており、また専門領域の垣根を超えた横断的医療教育プログラムにより魅力的な多職種連携チーム医療教育を実践している。
この動画は、駅のホームや改札等で体調不良者や急病人が発生した際に、JR西日本社員を待つことによる疾患対応への遅れや状態の悪化を回避するために作成されたもので、体調不良者への迅速な対応だけでなく、電車の遅延を減らすことにもつながる。そばにいる利用客に、体調不良者の安全な場所への移動や初期医療対応に協力してもらうことで、スムーズな駅係員や救急隊への引継ぎ、救護活動を可能にすることを目指している。
動画作成に際しては、JR西日本社員だけではなく、森ノ宮医療大学の医師を始めとした医療専門資格を持つ教員が監修・構成に携わり、同大学職員、学生も出演している。動画は4月8日より、大阪支社エリアの各駅改札付近にあるディスプレイにて放映されている。
放映エリアは、大阪支社エリアの駅(大阪環状線、JR東西線、片町線、おおさか東線、桜島線の全駅、東海道線、福知山線、阪和線、関西線、和歌山線、桜井線の一部駅)。放映期間は4月8日~9月30日。