2022年04月28日 15:45

ヤマハミュージックジャパンは、スタインバーグ社が開発した、業務用デジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)ソフトウェア「Nuendo 12(ヌエンド12)」のダウンロード販売を開始。パッケージ版も順次発売する。

「Nuendo 12」は、映画やテレビ、ゲームオーディオなどの映像用音響制作に特化した、業務用DAWソフトウェアの最新バージョン。今回は、ロケ時の収録音から、背景の雑音に関係なく台詞だけを検出する機能を新搭載。AIを活用したアルゴリズムによって、背景の雑音に関係なく台詞だけを確実に検出し、かつ無音部分を除去することが可能になった。

最後に使った設定で無音除去をする新コマンドを選択することで、ユーザーは以降、同一の値で検出処理を実行することが可能。ADR(台詞の別途録音:アフレコ、アテレコ)システムの刷新を行うなど、より快適なワークフローを実現するアップデートが多数施されている。

また、Netflixで採用されている 「TTALダイアログスクリプト」のインポート・エクスポートにも対応。そのほか、「Dolby Atmosバイノーラル・ダウンミックス」にも対応し、没入感のあるヘッドホンのマルチチャンネル・オーディオ再生を実現する。さらに、新たなライセンスシステム「Steinberg Licensing」の導入により、ドングルにとらわれないライセンス管理が出来るようになった。詳しくはこちら