2022年04月27日 15:28

タリーズコーヒージャパンは、環境対応の一環として使い捨て資材の削減をすべく、素材変更や使用量削減に取り組んできた。現在、一部地域の店舗にて、HOT/COLD兼用の紙カップでの提供をしているが、このたび5月より、全国の店舗へ順次導入を拡大する。

また、紙カップでの提供となるコールドドリンクについては、ストロー不要のリッド(ふた)を使用する。これによりプラスチック使用量が年間100t以上削減される見込み。紙カップには内側、外側両面にラミネート加工を施すことで耐久性を持たせ、冷たい液体を注いでも結露の影響を受けにくい仕様となっている。

また、5月よりシルバースキン(コーヒー豆皮)を使用したオリジナルの再生紙の紙ストロー「シルバースキン配合紙ストロー」を、タリーズコーヒーの一部店舗にて導入する。今回導入する紙ストローは、伊藤園の独自技術「茶殻リサイクルシステム」で培った特許技術をもとに、シルバースキン(コーヒー豆皮)をアップサイクルして開発したもの。

これまでの紙製ストローに対する不満点である「水に弱い」「紙製ストロー独特の紙臭」といった不満点を解消。「水に強く(耐水性)」「飲み物の風味を損なわない」の製品設計を実現している。また、ストロー2本でコーヒー約1杯分のシルバースキンを使用しているため、「シルバースキンの素材感を活かした色合い」も特長。タリーズコーヒーでは未来の安心安全や、地域社会貢献のために、プラスチック削減に向けての取り組みを引き続き進めていく。