2022年04月22日 12:54

アジアへの越境ECを支援するアジアンブリッジは、タイへの越境EC支援を行っている。今回、タイ人社会人約3000人に対し、「SNSとオンラインショッピングの利用状況」に関する実態調査を実施し、その結果を公開した。
まず、タイ人がどのようなSNSを頻繁に利用しているかについて質問を行ったところ、「LINE」が89%で最多。次に、「Facebook」が79%、「YouTube」が74%となった。世代別に見ていくと大きな差はないものの、「Instagram」は20代では75%だが、30代では54%と減少。さらに、40代以降は32%、50代~60代では16%~5%と、利用者数が少なくなる事がわかった。
普段よく使用しているオンラインショッピングのチャネルは、Shopeeが58%、LAZADA30%、FBメッセンジャーが20%だった。Shoppeはモールを介さず購入者と出品者で直接取引ができるため、タイの間で利用が伸びていると考察できる。最後に、「越境ECの利用経験」について聞いたところ、全体の76%が、利用経験があるという回答となった。日本からの越境ECに対しては「パーソナルケア」「サプリメント」「食品・飲料」が期待されていることも判明した。
越境ECを上手く導くためにも、販路開拓先である現地で利用されているSNSやオンラインショッピングメディアを理解し、その国に応じた出店計画を立てる事が求められることが分かる。