2022年04月20日 09:37

ヤマップは、神奈川県警と「「登山届情報システム」の活用に関する協定」を締結したことを発表する。YAMAPで「登山計画」を作成し、YAMAPに提出するだけで、神奈川県警への正式な「登山届」として受理される。

2014年9月27日に発生した、岐阜県と長野県にまたがる御嶽山噴火により登山者数を把握することの重要性が再認識され、登山計画書の提出を義務化する条例の施行やインターネット窓口の設置など、提出率向上にむけた様々な取り組みが行われている。一方、全国の山岳遭難の発生件数は毎年3000人前後で推移し続けている。

実際に登山者に聞いてみると、登山計画書を提出しない理由のひとつとして、「登山計画書は作っていても、提出するのはまた別に提出作業を行わなくてはいけなくて面倒」などという声が寄せられていた。

YAMAPでは、事前にコースタイムを自動計算して無理のない登山計画が作成できると同時に、作成した登山計画を「YAMAPに登山計画を提出する」ボタンを押すだけで、大切な家族・友人(緊急連絡先)にも共有できる登山計画&提出機能を神奈川県警とも連携。YAMAPに登山計画を提出するだけで、神奈川県警へも正式な登山計画書として同時に提出できる。神奈川県警も万が一登山者が遭難して通報を受けた場合、救助に有力な登山ルートなどの情報を早く照会・把握できるため、より迅速な救助活動を行うことが可能になる。

神奈川県警HP

YAMAP登山計画書の作り方