2022年04月19日 15:37

日立ソリューションズは、「グローバルSCMシミュレーションサービス」において、温室効果ガス(CO2)排出量のシミュレーションにも対応する最新版を、4月20日から販売開始する。
本サービスは、サプライチェーンにおける需給量の変動や生産・販売施策を組み合わせた複数のシナリオで利益やコストを比較。最適な生産、販売計画を、迅速に立案することができるというもの。最新版では、原料調達から出荷までの、企業活動に伴い発生する製品・部品単位のCO2排出量も合わせてシミュレーションできるようになる。また、CO2排出量上限を設定することで、数理解析を用いた計算モデルによって、制約に従うすべての組合せから最適解を求めることができる。
数値データに基づいてCO2排出量におけるボトルネックが可視化されるため、企業は、クリーンエネルギーへの切替や設備計画・仕入先の変更など、効果的な削減計画の意思決定を迅速に行える。そして、売上や利益、CO2排出量などのバランスを勘案した最適な仕入先の選定や、調達経路、設備、製造、販売、輸送の見直しが可能となる。
日立ソリューションズは本サービスを通じて、企業や社会のレジリエンス強化を支援。それとともに、日立の「環境ビジョン」の下、脱炭素社会の実現に向けて、サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)に貢献していく。