2022年04月15日 19:21

太陽油化が独自に開発した植物活性剤「東京8」が、有機JAS資材の適合性評価を受け認定資材として登録を完了した。
東京8は、有機農業の生産性を向上させる効果があり、簡単な利用方法かつ、同等品に比べ安価な値段を実現している。日本よりも早く海外で利用が広がったが、今回の有機JAS資材登録を受け、今後は国内での有機農業支援を広げ、日本政府の「緑の食料システム戦略」に合致する商品として積極的に普及していく。
太陽油化は、東京23区内に2社しかない高層ビルや地下街の汚水汚泥の中間処理業者の1社として過去35年間活動してきた。その業務を推進する中で、太陽油化は、効率よく汚泥を分解処理する効果性の高い集団微生物を発見。この集団微生物を応用して開発したのが土壌改良にも効果を発揮する「東京8」となる。
土づくりで欠かせないのは水、空気、栄養素である堆肥。そして、栄養素を分解して植物の生育を助ける微生物。東京8は微生物植物活性剤として、このような微生物コミュニティーを統制。従来より植物が生育しやすい土壌への変化に貢献する。通常堆肥は一般的に遅効性と言われているが、東京8は堆肥などの有機物の無機化を促進し、化学肥料に匹敵する機能を期待できる。
約10年前から農業分野での実験を重ね、2017年には肥料としての登録を行い、この度、有機JAS認定資材としての適合性評価を受け認定資材として登録も完了した。