2022年03月04日 19:00

愛媛県大洲市は、観光WEBサイト「VisitOzu」に旅行プラットフォーム「Tourism Exchange Japan(TXJ)」を四国地方で初導入した。掲載中の体験は「案内人と巡る 名建築「臥龍山荘」と愛媛郷土料理を満喫」「着物で人力車 城下町大洲を満喫」「案内人と巡る 路地裏散策」など。

TXJは、デジタル技術を活用してディスティネーションマーケティングを行う自治体・DMOのサポートをするシステム。世界で約80社を超えるグローバルOTAや旅行会社に接続可能。また、地域単位で予約販売データを収集することでDMO等のマーケティング成果を可視化できることなど、様々な機能を備えたプラットフォームとなっている。

外部のOTAを活用する場合、体験コンテンツは供給量の観点からメジャーで動員しやすいものを優先して掲載しなくてはならなかった。TXJを導入し、予約まで自治体で直接対応することで、これまでは載せることのできなかった付加価値の高い特別感のある体験コンテンツやオリジナル旅行商品を提供できる。また、外部OTAを活用する場合、旅行者のデータ(宿泊情報など)は自治体へ蓄積されない。今後、TXJを通じて旅行者が直接予約をすることで、旅行者データが蓄積され、一気通貫のマーケティングを実現しやすくなる。

日本では青森県八戸市、奈良県、石川県金沢市が先行して導入しているが、四国地方では愛媛県大洲市が初の導入となる。