東急は、東急初の学生向け賃貸住宅「スタイリオネスト駒場東大前」を3月19日に新築開業する。本物件は、2019年3月に東急が栃木県育英会が所有する栃木県東京学生寮の建設・運営事業の事業者として採択されたことを受け、栃木県出身学生が入居可能な新・栃木県人寮120戸に併設する形で、85戸の学生向けの賃貸住宅として整備するもの。

本物件の共用部には、洗濯機・乾燥機が利用できるランドリールームやキッチン、学習室などを設置している。運営においては、伊藤忠アーバンコミュニティが貸主として本物件の管理を担い、新生活に便利な家電などの貸し出しサービスや、食事の提供、コミュニケーションの促進を目的としたイベントの実施などを行う。

また、本物件は「ともにつくる。学びのカタチ。」をコンセプトに掲げ、入居する学生自らが考え学ぶことをサポートする「ネストメンター制度」を導入。学生にとって身近な社会人の先輩となる「ネストメンター」が週１回を目安に共用部やオンラインにおいて、日常生活の悩みや進路相談応対などのサポートを行うほか、学生自らがやりたいことを考えるワークショップやゲストを呼んでのトークイベントなどの企画・開催を通して、学生の学びの環境を一緒に作っていく。

「ネストメンター」は、学生寮の運営・コンサルティングの実績のあるNEWVERYが担う。本物件が学生の多様な学びの場となることを目指して、ネストメンター制度以外にもさまざまなコンテンツを今後も実装していく予定だ。

「スタイリオネスト駒場東大前」は3月19日開業。