2022年03月02日 09:57

ユニオンビズは、太陽光の反射熱に耐えられる耐熱性リアル人工芝「メモリーターフ ヒート」を新開発した。

「人工芝が縮んで茶色くなった」という被害がある。同社では他社の製品も含めた被害相談を年間100件以上受けており、年々増え続けている。遮熱・断熱効果が高い窓ガラスによる太陽光の反射熱で悪条件が揃うと、人工芝が縮んで見た目も変わってしまう。ある現場では窓ガラスの反射によって太陽光が集光したことが原因と判明した。この現象は虫眼鏡で黒い紙に太陽光を集めると燃やすことができるのと同じ現象だ。立地・気温・窓ガラスと太陽の位置関係など、さまざまな条件が揃うと高温になり、人工芝に被害を及ぼす。今回、ポリエチレンの融解温度に着目し、改良を重ねた結果、120℃まで耐えられる人工芝が誕生した。

「メモリーターフ ヒート」は、独自の加工技術により素材の耐熱温度を120℃まで上げたことで、窓ガラス等の反射熱などの過酷な環境でも耐えることができる。V字型のストレート糸にさらに芯を入れることによって、起立性がアップ。踏み潰してもすぐに元に戻る。また、人工芝特有のビニールっぽい不自然な光の反射を抑えた。芝糸に競技用人工芝に含まれる素材を練り込み、さらに芝糸に厚みを持たせることで耐摩耗性能が向上。耐摩耗試験において、FIFA認定基準をクリアしている。

価格は、「メモリーターフ ヒート」(MTH28-0210)巾2m×長さ10m、16万8000円。

詳しくはこちら