2022年03月01日 19:34

東京紙器は、3月1日より、紙製ファイル「ハニカムファイル」と、紙製ハンガー「カミハンガー」の製作を正式に開始した。
紙製ファイルはいくつか世の中にでてきているが、「中身が見える」という点を紙製ファイルでも実現したいという声は非常に強い。各社さまざまな策を講じてきたが、中は見えるが紙が薄く、耐久性が無く、見栄えが悪い、または値段が高い素材を使っていてコストが高すぎると、デメリットも多いので決め手に欠けているのが現状。同社はこの問題に対し、打抜き加工会社ならではの技術を応用して、ハニカム構造型の孔があいた紙製ファイル「ハニカムファイル」を開発した。
蜂の巣=ハニカム構造とは正六角形が並んだ構造体。型や打ち抜きの知識、技術も最大限活用した結果、孔が配置されている表面積全体に対し、70%の孔面積があるので、中を確認することが可能。且つ、厚みのある紙を使えるため、強度も兼ね備えた同社オリジナルの「ハニカムファイル」が完成した。
また、紙製ハンガーは厚さ4ミリ、耐荷重性10kg以上で耐久性・強度ともに実用的。印刷、レーザー彫刻が可能であり、高い販促効果を持つ。ハニカムファイル同様、CaMISHELLを使用しているので、環境に優しいデフォルトの形以外にもオリジナル形状で作成が可能。プラスチック製品を排除するための製品ではなく、一つの選択肢として、新たなソリューション、アイデアとして企業での活用、環境問題解決のためのツールとしての存在を目指す。