2022年02月28日 09:27

ディスカヴァー・トゥエンティワンは、「超訳自省録エッセンシャル版」(佐藤けんいち・編訳)を増刷し、1万5000部を突破した。

世界各国のトップリーダーたちも愛読してきた「自省録」。南アフリカで人種差別アパルトヘイトと戦い投獄されたネルソン・マンデラさんは、獄中に差し入れられた「自省録」を繰り返し熟読したといわれる。また元アメリカ大統領ビル・クリントンさんも愛読したひとり。大統領退任後も1年に1回はかならず読み直しているとインタビューで語っているそう。

「哲学」と聞くと少し敬遠しがちな人にとっても、読んでみるとすんなりと受け取りやすい日本人の肌感覚に合う内容が多いのも「自省録」の特徴。たとえば「すべてが瞬間ごとに変化していること」(=無常)や、「すべてがつながっていること」(=縁起)を強調したブッダの思想に通じるものがある。それ以外にも、武士道に通じるような日本的な運命受容と肯定の思想を見いだすこともできるなど、多様な観点でマルクス・アウレリウスの言葉を読んでみるのもオススメだ。

今作は、「超訳ニーチェの言葉エッセンシャル版」をはじめ、累計で60万部を超えるクラシック文庫シリーズの第18作目。いつでも・どこでも・どこからでも読めて、あなたの背中を押す名言シリーズに、「超訳自省録」がラインナップに加わり、更に個性豊かになる。

「超訳自省録エッセンシャル版」は2021年11月19日発売、定価1320円(税込)。

Amazon 楽天ブックス