2022年02月28日 09:06

シロは、2022年冬に竣工予定の新工場を含む施設の名称を「みんなの工場」に決定した。

コスメティックブランドSHIROを展開するシロは2021年6月より、創業の地である北海道砂川市で市民が主役のまちづくり「みんなのすながわプロジェクト」に取り組んでいる。新工場を含む施設の建設地は、同社が創業した1989年に、市内の人口減少により閉校となった江陽小学校の跡地であり、かつては子どもたちが学び、遊び、笑顔に溢れていた場所。そのような土地だからこそ、「再び子どもたちの笑顔があふれる場所にしたい」という想いから、プロジェクト始動当初は施設の趣旨や機能検討の中心に子どもたちを据えていた。しかし、ワークショップや座談会を通じて継続的に市民の皆さんとの対話を重ねる中で、子どもたちだけでなく、地域の大人も自由に、落ち着いて過ごすことができる「大人の居場所」が強く求められていることを認識し、次第に、年代や目的を問わず誰もが利用できる施設の建設を目指すようになった。

このようにみんなで考え議論することを経て生まれる施設であるという背景や、建設で全て完成させずに市民と共に内装外装を作り込んだり、家具を作ったりしながらみんなで作りあげること、大人も子どもも、砂川市民も市外の世界中どこから訪れる人も、誰も排除することなくみんなが集える場所にしたいという想いを込めて、施設の名称を「みんなの工場」に決定した。

建設予定地は、北海道砂川市豊沼町54-1(江陽小学校跡地)。工場稼働日は12月竣工予定。付帯施設開業日は2023年5月頃を予定。

公式ウェブサイト