2022年01月13日 13:05

人と有限資源のより良い関係価値を提案するten-senは、日本最大の琥珀専門企業、久慈琥珀との業務連携を開始。「Plant Origin Jewelry」(TM)(商標登録申請中)と冠して、琥珀ジュエリーに特化したブランドを2022年春に発表する予定。また、国内で唯一久慈市で採掘される宝石「ジェット」を用いた商品開発や、有限資源である琥珀の啓蒙活動などを行っていく。

琥珀は、数千万年~数億年前、地上に繁茂していた樹木の樹脂が化石化したもので、 世界で唯一の植物を由来とする宝石。その中でも岩手県久慈市の琥珀は、約9000万年前を起源とし、商業価値のある琥珀としては世界で最も古いと言われている。

長い時間をかけてつくられた貴重な琥珀だが、その繊細さから採掘時に崩れてしまい、原石の7割は商品化できず破棄されていた。そこで琥珀のかけらも余すところなく活用できるよう、久慈琥珀が研究を重ねて生まれたのが「リファインドアンバー」という素材。精製の過程で不純物を取り除き琥珀の純度を100%にまで高め、天然の久慈産琥珀では困難なサイズや成形の量産を可能とした。同社はこのリファインドアンバーのみを使用することで、サステナブルかつハイクオリティなジュエリーを提案していく。

今回、代表の菅野さんが、久慈琥珀が本社を構える岩手県久慈市出身であることもあり、地場産業をブランドへと昇華させていきたいという想いから協業へと繋がった。地域に根ざしたブランドの発展を通して地元への貢献も目指す。