2021年12月27日 09:56

スイートスタイルが運営するベーカリー「麻布十番モンタボー」は、神奈川県立中央農業高等学校の生徒が栽培・収穫した小麦「ユメシホウ」を使用した新商品の開発を行い、リニューアルオープンしたnonowa国立店の目玉商品として販売を開始した。

中央農業高校は、かねてより教育の現場でSDGsに対する理解と推進に熱心に取り組んでおり、小麦の自給率の増加と地産地消を進めるために、2008年より海老名市農業委員会と協力し、市内に点在する耕作放棄地を活用して小麦栽培を始めている。麻布十番モンタボーはベーカリーチェーンとしてフードロスの解消等を通じたサステナブルな社会の実現を目指してnonowa国立店を国産小麦100%のパンを販売する店舗にリニューアルオープンするなどしていた。そこで、石臼製粉プラント(ミルパワージャパン)の紹介により中央農業高校の取組みを知り、ぜひ同校の栽培した小麦「ユメシホウ」を使用したパンを商品化したいと今回のコラボ企画に発展した。商品の開発には熟練の職人達を動員し、試作を繰り返した。

また、ミルパワージャパンと協力することで、通常の製粉工程では、粉砕の際に生じる熱で散逸してしまう小麦本来の「香り」を、石臼で長時間かけて引くことで小麦本来の「香り」を残した小麦粉に仕上げ、香り豊かなパンを製品化することに成功した。これらのパンは、リニューアルオープンした麻布十番モンタボーnonowa国立店において、「ゆめしほうの石臼バゲット」「ゆめしほうの石臼旨味ロール」として販売されている。